2017年5月3日水曜日

安土城

この国で最も有名な人物をあげよ、と言われたなら「織田信長」そう答えるかもしれない。そんな安土城へやってきた。
大手口付近
整備されてから入城料が700円になったそうな。
自転車を駐車場に止め、安土山を見上げる。
まず目に入るのは大手口の広大な石垣。広い。当時はココから天主が望めたんだろうか。(安土城だけは天守と書かず「天主」と表現するらしい。それだけ特別なのか)
入城には一般700円と特別拝観付きの1200円があったので、拝観付きを選択。拝観は摠見寺とお茶のセット。入り口で天下不布の御朱印をいただき、いざ城攻め。

大手口道、左は秀吉邸跡
一見しただけで登る気が失せるような登り口、一体何mあるんだろうか。しかも階段の段差が20〜30cmある。登り始めると左手に秀吉さんの屋敷跡。その向かいが摠見寺。そこでお茶と羊羹をいただき、登城に備える。
 
摠見寺こじんまりした庭
 
立派な襖絵この部屋で茶をいただく
登れど登れど、先が…そんな感じの階段が延々と続く。階段の途中には石仏が掘った石があちらこちらに。そのうち風化してしまいそうである。
 
ジグザグ階段 三の丸へ
ジグザグと登りにくい階段を登りきると、やっと道が開け歩きやすくなった。三の丸、二の丸と進み、本丸の下には信長公の本廊があった。
 
信長公本郎石碑
そんなこんなで本丸へ到着する。…ココに天主が…と思うと何か感慨深い。当然眺望も良いんですが、天主があった時はもっと良かったんだろうと想像する。
 
天主への最後の階段天主跡
歩いている内にだんだん膝がモタンようになってくる。帰りは仁王門に向かい降りることにする。
途中の摠見寺跡にある三重塔を横目に下山する。仁王門だけあり、左右に仁王様が睨みを利かしていた。
 
三重塔仁王門
大手口前にある石碑
近所ながら、初めて訪れた安土城。壮大な大変興味深い城だということを再認識できた今回の城攻めだった。が、これでタイムアップ。信長の館や資料館、もう一つの目標の観音寺城も行けず断念、次回の楽しみに。
坂も向かい風も物ともしない電動アシストの実力もなかなかのものと再確認。なかなか盛りだくさんで、楽しめた安土、八幡堀ツアーでありました。
安土城のページ

八幡堀から

 再び電動に乗り込み、八幡堀へ。
新町
ココは古い町並みも残り、堀辺りはドラマなどのロケ地としても有名。最近では「ごちそうさん」や「朝が来た」なども撮影された。
江戸期からの旧家があるという町並み「新町通り」へ。確かに趣がある。扇子屋さんがあったので入ってみる。う〜ん、ほしい。ネット販売もしているようなのでそっちで見ることに。
 古い町並みは1ブロックで終わりのよう。いよいよ堀へ。
いい雰囲気の堀が整備されている。確かに見覚えがある。あのシーン、このシーン。
 ロケ地に選ばれるだけあり、いい雰囲気である。この辺の堀は八幡山城の堀がそのまま残る遺構だそう。
近江八幡観光物産協会
  
八幡堀明治橋白雲橋
5月ということもあり境内には鯉のぼりが多数、そんな日牟禮八幡宮に参拝して、八幡山へ。ロープウェイにギリ間に合って数分、山頂駅へ。
 
山門八幡宮境内
山頂本丸付近には瑞龍寺があり、廻りの石垣もそのまま残る。眺望もいい。城跡としてはそんなに整備はされておらず、石垣がそのまま残るのみだった。
 
西の丸石垣北の丸から
 
北の丸付近石垣瑞龍寺門
八幡山城址観光情報

水郷めぐり

 GW後半の初日、混んでる京都を脱出し安土方面に向かう。
今日の目的は「安土城」と「観音寺城」を攻めること。時間を見てその他近江八幡の当たりを散策する計画である。
駅前のレンタル店
8時頃のJR京都発に乗り小1時間で安土に着く。まずは駅前のレンタサイクル店で予約してた「電動アシスト」を借りる。この頃は電動が基本になっている。(前回の和歌山で味をしめている)
自転車屋さんのお父さんが地図やら道やら自転車の扱いやら、やたら親切に説明してくれる。それはそれでありがたいが、若干の段取りの悪さは否めない。が、そんなこともご愛嬌。とっても親切なご夫婦でした。いつまでに返す?と言う問いにも「ココに住んでるし、まぁいつでも」って、"そんなことないやろう"って思わず(心なかで)突っ込むのであった。
時間も早いこともありまずは水郷めぐりに向う。サイクリングロードは西の湖湖畔に整備されており、快適に走れる。天気も良くかつ電動で快調、快調。しばらくで水郷めぐりの船乗り場に到着。
 
西の湖サイクリングロード
少し待って8人乗りくらいの手漕ぎ船に案内される。70歳位の船頭さんが「ぎ〜こ」と漕ぎ始める。ゆっくりゆっくり巡りの始まり。
手漕ぎの船頭さん
水路から湖から80分くらいかけて巡ってくれる。季節もあろうが鳥がうるさいくらい鳴いている。あれがそれ、これがあれと解説してくれるが…既に忘れてしまた。
桜の季節には船の渋滞が起こるそう。いっぺん訪れたいが、人出のこと思うと…綺麗だろうけど。
エンジン付きの船でいっぱい廻る事も考えたが、手漕ぎ船で大正解。風が吹くときは大変らしい。
船頭さんの今日一番のネタは「"天下り"ちごて"川下り"」ってやつでした。
  
強風で倒れたらしい木緑の桜並木時代劇ロケでも使われる橋
水郷めぐりのページ